遠くに住む親の介護
働く方々へ
介護に直面したら
遠くに住む親の介護
遠くに住む親の介護が必要になったときの選択肢としては、以下の3パターンが考えられます。
- Uターン介護…親の暮らす家またはその近所に転居して、介護する
- 呼び寄せ介護…子の暮らす家、またはその近所へ、親に転居してもらって介護する
- 遠距離介護…親も子も住み慣れた家に暮らしつつ、子が遠方の親の家に通って介護する。
一旦仕事を辞めると正社員での再就職は難しい場合が多く、年収が大幅にダウンすることが多いのも実情です。また、「家族の介護は家族が行うべき」と考え、十分な準備をせず同居を始めると、心身ともに疲労し親子共倒れになる恐れもあります。
遠くに住む親の介護が必要になったとき、Uターン介護か呼び寄せ介護しか方法がないと悩むかもしれません。しかし、遠距離介護という選択肢もあります。日常的な身体介護はなるべく介護サービスを活用し、自分自身は親の様子の確認(電話等による声かけを含む)や諸手続きの代行などに特化すれば、親と遠く離れていても十分に対応可能になります。そのためには、あらかじめ介護保険制度や介護サービスの情報を収集し、家族、兄弟姉妹、その他親族と事前によく話し合い、協力する体制を構築しておくことが大切です。